「わたし」でいるための物語

わたしでいるための勇気を持つ。ひとりひとりの物語がある。

「ほめる」も気を使います

塾での実践から

かえって悪化することも

同じテストを受験した生徒たちを、褒め言葉をつけて返却する人たちと、何も言わずに返却する人たちに分けて、その後の学習やテストの成績を調べたある研究がありました。

それによると、褒め言葉をつけて返却された人たちの方が、そのあとの成績が悪くなることが判明しました。

「ほめる」ことも間違えて使うと、子ども自身が自分を省り見る気持ちを削いでしまったり、この程度でいいのか、という気にさせてしまうのです。

でも、よく「ほめて育てる」と言いますよね?

これはどういうことなのか、というのがイラストをご覧いただければわかると思います。

やはり結果よりもプロセス

この研究で、返却時に褒め言葉をつけたのは「テストの成績に対して」だったのです。そのため、子どもの成長には繋がらなかったのです。

教室でも、こんなことがよく見られます。

まだ学校でも習っていない予習範囲のプリントなら特に、ほとんど不正解、ということもあります。

でもその子が真剣に取り組んでいた場合には、プロセスをほめるために「よく頑張ったね!」と言って返却すると、生徒の表情が「全問正解だったんだ!!」と思い込むような明るい顔になるんです。

しかし、返却されたプリントを見て、ガッカリしたり苦笑いしたり。。。。

子どもたちが「頑張ったとほめられる=成績が良いこと、良い結果が出ること」と思い込んでいる部分がありますね。

頑張ったり努力したりすることと、結果は別のことだと考えて、常に努力し続けることに意味を感じて欲しいです。

そしてそんな自分に対して肯定感を持てるようになることを願っています。

私たち自身も

よく妻とも話すのですが、私たち大人自身も

「結果」が出るまで頑張ろうとしたり、十分頑張っているのに「足りない」気がして自分自身を責めることがあります。

そうすると、疲れ過ぎているのも忘れて無理をしてしまうんですよね。

きっとこれを読んでいるお父さん、お母さんたちも、同じ方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方は、お子様に対しての前に、ぜひ自分のこれまで努力したことに、正当な評価をしてあげてくださいね。

結果は関係ありません。

忍耐してきて、努力して、辛くても乗り越えてきたこと自体が、価値なのだと。