「わたし」でいるための物語

わたしでいるための勇気を持つ。ひとりひとりの物語がある。

背後にある目的は

アドラー

引用:DIAMONDonline『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』から

✅母親が用事で出かけるときに子どもが「一緒に行きたい」と言いました。しかし、母親は「お姉ちゃんとお留守番をしていてね」と言いました。子どもはかんしゃくを起こしておもちゃを投げつけ、食器棚のガラスが割れてしまいます。母親は子どもを叱りました……。

この時の子どもの行動は決してほめられるものではありません。では、この子どもを勇気づけることはできないのでしょうか?  そんなことはありません。かんしゃくを起こした子どもの動機や目的を考えてみましょう。この子どもの動機は「母親と一緒にいたい」というものです。この動機は悪ではなく善です。行動は問題ですが、動機は善なのです。

そんなとき、私たちは善に着目をして相手を勇気づけることができるのです。「お母さんと一緒にいたかったんだね」と共感し、「お母さんも本当は一緒にいたいんだよ」と勇気づけることが可能です。このようにして勇気づけ、その後で、間違った行動ではなく他の方法を選択できる可能性について話し合えばいいでしょう。

これは相手が子どもの場合だけに限ったことではありません。出来の悪いレポートを書いた部下の動機もまた善です。そんな時は、いきなりレポートの問題点を指摘するのではなく、善なる動機に対して勇気づけをすることができるはずです。たとえ行動が問題であっても、その動機は必ずや善なのです。

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